1つ目の前提
これは現代では皆さんかなりの割合で無意識的に使ってます
大昔はビックリな内容だったけど、今だと普通だと思う
2つ目の前提
「どう対戦で使うの?」の疑問の通り、対戦で厳密に64.8%で雷の行動を選択だー、みたいには使いません
どちらかというと教訓とか哲学です
それじゃ行きます
ゲーム理論で最終選択肢ターン、例えばサンダー吹き飛ばしか10万、パルシェン大爆発かカビゴンのチェンジとかで確率で行動を決めれば読みに依らない勝率が求まります
その固定された勝率を使って更に1ターン前も求まります
どんどん使っていけば1ターン目、さらに遡れば3匹選択、パーティ選択、パーティ相性、大会戦術とまで遡ることが出来ます
パーティ相性について考えましょう
均衡状態では間違いが無いパーティは全て勝率が50%です
カビパ、サンダーパ、バンギパ他多数のパーティが最終候補に残ったと仮定しましょう。これらは全て勝率が50%です。
「じゃんけんのナッシュ均衡」は、Aさんはグー40%、チョキ30%、パー30%を出す人でした。
それに対してBさんはパーを100%出す戦術にしました。
それに気がついたAさんがチョキを60%、パーを30%、グーを10%出す戦術にしました……。
これを繰り返す。
100年後、AさんBさん共に1/3の確率でグー・チョキ・パーを均等に出す戦術に変えた。
これ以上、彼らは戦術を変えても勝てないので、これはじゃんけんのナッシュ均衡になる。
じゃんけんがグー・チョキ・パーどれも相手を含めなければ勝率50%なのと同じように、最終候補のパーティも同じくどれも勝率50%。
ただし偏りがあり「強い」パーティは使用率が高くなるでしょうね。
「強い」パーティが勝って勝率が60%になればアンチパーティが頭角をあらわし、「強い」パーティも50%に落ち着くまで均衡状態では叩かれます。
ハンマーで叩く飛び出てる杭を叩く木のおもちゃを想像するといいかもしれませんね
勝率が高い、になってしまうとハンマーで叩かれる、他のメタ対策パーティが出っ張る、さらにそのメタ対策パーティが出しゃばるの繰り返し
使用率の違いがあれど全部50%に落ち着く
よく言われる「最終的な使用率が強さ」というのがこれです
勝率は選択が間違ってなければみんな同じだから指標にならない
選出に関してもどの選出でも同じ勝率になるのが望ましいって話があります
そういう哲学が混合戦略の使い道
Aを選出したら8割勝てるけど、Bを選出したら2割しか勝てない
前にあった安定戦略こそ正解であるとか、そうではないとわかる哲学こそがこの話のキモです
危険読みはダメだとか(そんなことは無いです)
実際にこの混合戦略こそが最強なの?というと不思議なことにそんなことは無いんですよ
例えば完璧な混合戦略のコンピューター vs 世界で最強の人
どっちが勝つかって言うと、完璧なコンピューターです、当たり前に
そりゃコンピューターは何しようが絶対に50%以上で勝てて、人間がどんなに頑張ろうとミスはありますからね
完璧なコンピューターが最強なわけじゃないとはなんだったの? となるけど、タイマンじゃなく大会で多数の人間が参加するとどうなるの? となります
完璧なコンピューターは均衡を出し続けます
カビパが多かろうが色んなのをバランスよく出すし素人が謎読みをしようが完璧な混合をします
一方、強い人はメタを読んで対カビパを用意したり、対初心者ミス読み、対人読みなどで均衡の完璧なコンピューターが他の人に60%の勝率なところを読みが得意な人は65%とかと更にも勝率を稼げることもあります
相手が少しでも片寄ってると100%の決め打ちが正解になります
まぁ均衡に対しても間違ってない100%の決め打ちは、勝率50%の正解です
☆
結論
なのでガンガン読んで読みを鍛えましょう!
自信がない時はなんちゃって均衡でランダムに決めちゃうのも手かもしれませんね
読み=行動選択、危険読み、3匹選択、型選択、型読み、パーティ読み、メタ読み、大会で取るべき戦略
があらゆるところに存在し、どのように読もうかなどを薄っすら考えさせて哲学させてくれるツールです
哲学していきましょう